コロン
トパジア
コロン「……第18回は、るり子ちゃんか。鳥頭るり子が本名だね。お父さんと、お母さんと、姉の鳥頭祐子ちゃんと暮らしている四人家族だよ……」
トパジア「で、どうした。なにを、やらかしたんだコロン」
コロン「……るり子ちゃんの頭が悪いので、勉強を教えなかったら、高校受験に失敗して、泣きつかれたの……」
トパジア「誰でも可能性が在るんだよコロン。私も悪人と悪女揃いの悪役一家に生まれたけれど、正義のヒロインに光堕ちできたし。そして言うのも小っ恥ずかしい、正義の主人公男のジーウーと結婚できて子供が六人生まれている。子供達は全員正義の味方なんだよ、悪役一家に生まれたママは感涙で涙ダラダラだよ」
コロン「……だって、あちゃいの孫娘のレイドは、るり子ちゃんとガールズチームを組んでいる、姉の鳥頭祐子ちゃんに、勉強教えていたから……祐子ちゃんは魔法少女をしながら進学校に入ったんだけれど……るり子ちゃんは、闇の女神を倒した後の1年間の次の中学三年生時代に……姉の祐子ちゃんが闇の女神の幹部「白いお城のキャスリーン」と一緒に、やらかした、世界征服を狙う悪の組織「ローリング悪Ⅱ」の野望を止めるために……一人で、あちゃいの炎の魔法が使えないのに頑張っていたの……。それで、高校受験に失敗したらしいの……」
トパジア「そうか、コロン。サイコパスでも見捨てない親友が居るから安心しろ。私も軽度の発達障害の疑いがあるから。では、店長からもらった設定資料集を読んでいくよ。「魔法少女レジェンド、ルリィとユウ」の主役二人のメイン主人公、鳥頭るり子は、日本の東京の中学二年生の時に、ヌイグミになるファンシー魔法を母親のフレイア先生に掛けられたコロンと出会う。異世界の日本でファンシー魔法によって魔法の力を封印されたコロンは、るり子の中にある、炎の魔法の力を引き出すことに成功する。そして、コロンの炎の力と共鳴し、魔法のコンバット・ドレスを着て魔法少女ルリィとなり、コロンの炎の魔法を使えるようになる。同じ頃、姉の祐子は、ヌイグルミになったレイドを発見し、魔法少女になるチャンスとみて、捕まえて、ガムテープとロープで縛って監禁し、魔法少女の力を得る。悪の組織「エクセレンシー・グループ」の総帥、冴杉初菜(冴えすぎのWinner)の正体は、地球の支配を狙う闇の女神だった。闇の女神の手下の「水晶のスナ」と呼ばれるフレイア先生は、コロンとレイドの抹殺を命じられるが、自分の娘のコロンと、曾孫のレイドを殺すことには消極的だった。スナが次々と怪人を送るが、全て、ルリィとユウが撃退。成果主義を掲げる、闇の女神は我慢の限界に達し、新たな幹部、「白い、お城のキャスリーン」を登用し、リストラクチャリングで、フレイア先生は、追放される。そして同時に、やり手の闇の女神は、新たに三人の悪の魔法少女達を作り出すことを、フレイア先生が、ファンシー魔法で四大元素魔法の継承者達を閉じ込めた水晶を利用して行う。だが、その中で、最強格の、「剣と盾のダンビ」が逃走。
るり子は、夏に先輩が引退して、陸上部の部長になる。だが、友達の睦月は、部長になりたかったため、関係が悪化する。
1、睦月は、冴杉初菜から、「燃え尽きの白影」と、魔法の力が引き合うため、コンビを組ませる。白影は、八頭身から二頭身のヌイグルミにファンシー魔法でなった現実を受け入れられず、睦月に八つ当たりをしている。白影が嫌がらせで付けた名前、魔法少女「ムッチー」になる。
祐子は、レイドと一緒に勉強しながら、共働きの父親と母親が行えない、家事や炊事を帰宅後に行っている。るり子が部長になったため、祐子は、るり子の家事や炊事も大部分を担当している。この夏の頃の時点で、祐子は、英検2級を修得しており、るり子と学力差が付き始めているが、るり子は気がついていないで、祐子が作る、手抜き料理のカレーライスを毎日食べている。
祐子「体育会系は全員戦隊物のイエローだからカレーを食わせておけば大丈夫」と、独自の哲学を語る祐子。
2、牧師の娘、岩上真莉愛は、アイドル志望だったが、冴杉初菜は、ラッパーにする。相棒のミミズクのヌイグルミの「衝撃のセイレ」とコンビを組む。魔法少女「ラッパル」になる。
3、IT企業のスタートアップの社長の娘、間反屋薫は、AIを父親が開発していることからイジメを受けている。産業廃棄物のパソコンが捨てられているゴミ山で、パソコンの部品を一人で探している薫。ゴミ山で、USBメモリに入った、人工知能の四大元素魔法の継承者スフィルを拾い、魔法少女「デジット」になる。
4、家庭崩壊しているエリート官僚の娘で、仮病を使って引きこもっていた深藤沙奈は、いつの間にか、フレイア先生と同期して融合人間となっていた。フレイア先生は、闇の女神に左遷されてから、自身が沙奈と同期していたことに気がつく。沙奈は、フレイア先生と一緒に魔法少女「サニー・サンディ」として、ルリィとユウを助ける。
5、ファンシー魔法に掛けられた、最強格の四大元素魔法の継承者「剣と盾のダンビ」は2.5頭身のヌイグルミになり(二頭身の白影が激しく嫉妬している)、倒れているところを、演劇部で浮世離れしている真坂晴に助けられる。そして、晴は魔法少女「ナイト」になり。闇の女神を倒すため、ルリィとユウとは独立して戦い続ける。
最終決戦前で、ルリィとユウは、五人魔法少女達と仲間になる。
最終決戦で、闇の女神の正体が、異世界のコロンの一人「コロナ・ダークイズム」で在ることが判明。
以前にコロンが出会ってしばかれた。正義の世界のプラス9999極の「コロナ・ソーラー」の世界は、究極悪の「コロナ・ダークマター」に滅ぼされたことを自慢げに語る「コロナ・ダークイズム」。
異世界の自分の娘に攻撃が出来なかった「水晶のスナ」こと、フレイア先生だった。
「コロナ・ダークイズム」は、コロンが、「原点ゼロ」の世界の存在で在る衝撃の事実を語る。コロンが、プラスの正義の側に立つか、マイナスの悪の側に立つのかで、善と悪の均衡が打ち破られる事になる。
アッサリ闇堕ちしかかるコロンを、孫娘のレイドや、るり子、祐子達が励まし光の側に導く。「白いお城のキャスリーン」や他の幹部達も、四大元素魔法の使命「コロナ・ダークマターを滅ぼす」事に基づき、るり子達の側に立つ。最終決戦が始まる。
「あの御方」の力を得た、「コロナ・ダークイズム」との激闘は、熾烈を極めたが、るり子達は勝利する。
だが、味方になった、四大元素魔法の継承者達は、コロンが危険だと言うことで、滅ぼそうとするが、「水晶のスナ」ことフレイア先生が再びファンシー魔法を掛けて全員をヌイグルミに変える。
そして、孫娘のレイドと、コロンは、フレイア先生と別れて、「原点ゼロの世界」を目指す戦いの旅に出る。
そして、るり子と祐子は、コロンとレイド別れながら、魔法のコンバット・ドレスの力が少しずつ無くなっていき、空からゆっくりと自宅の前に降りる。コロン、で、どうなって、るり子は、高校受験に失敗したんだ」
コロン「……よくわからないけれど、あちやいは、「勇者(ヒーロー)編」で、ダークマターを滅ぼしたから……、マルグリア学園の学園長時代に、時間に余裕が出来てレイド一緒に、手抜きで救った異世界の修復に出かけたら……るり子ちゃんが高校受験に失敗していて、会うなり、大泣きして、泣きついてきたの……「白いお城のキャスリーン」の人類を滅ぼして、世界を猫の楽園にする計画は、簡単に潰えたけれど……。で、レイドは、闇落ちしていた祐子ちゃんを、しばいた後で……るり子ちゃんが、高校受験に失敗した責任を取るように、あちゃいを、泣きながら、しばいて言うの……で、あちゃいも、鼻血を出しながら色々考えたの……」
トパジア「やっぱり、コロンは、サイコパスでは無くて、大雑把で、適当なだけなんだよ。ある意味、いつものコロンで安心したよ。祐子が、「白いお城のキャスリーン」と悪の組織「ローリング悪Ⅱ」を率いて世界征服を1年間、目指した話は別の機会だね。では、次回は、ついに陛下の登場か。光の軍勢を率いて大魔王ダークマターの討伐に成功。後進国だった、タビヲン王国の、女性の権利を保証した構造改革を成功させて、混沌の大地を正式にタビヲン王国に組み込む事に民主的な混沌の大地の住民投票で成功し、タビヲン憲法と呼ばれる欽定憲法の発布、二院制の議会の開設、西コモン連邦初代大統領に選出された、ターレン・ザ・グレートと呼ばれる、「ターレン王物語」の主人公が陛下だね」
コロン、トパジア「第19回で、お会いしましょう」
レイド「あれ、コロンは待ち合わせの時間に来ていないじゃないか。るり子の、州立大学の入学式に一緒に出るって約束していたのに……」
白影「ほほほほほ、レイドじゃない。遊んであげるから、「The Gallery」に来なさい」
レイド「(ブチッ)、待て白影!」